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光の音

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ビル解体

  • CATEGORY気持ち
  • PUBLISHED ON2011/ 01/ 16/ 22:27
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かつて市の中枢であったセンタービルの解体が始った。
多くの人がキビキビと働き、市のシンボルでもあったこのビルは役目を終えた後も放置され風雨にさらされていた。
春夏秋冬、周囲の商業機関の賑わいや公園で遊ぶ人たち、図書館や公民館の出入りをずっと見続けてきた。

シャッターを切る私の隣で「痛々しいな」と呟く人がいる。
私も哀切なものを感じるがこの清々しさは何だろう。
長いアームの先の爪が器用にビルを壊していく。
瓦礫が落ち、紙が舞う。
ゆがんだ骨格が露わになり
壁が崩れていく。


無残をさらしてくれるからこそ見えてくるものがある。

あがいてもがいて未練を残して、やっと土に還ることが出来るんだね。
レンズの向うに見えるのは過去と未来を結ぶ今。